どもども~~。ちぷです。
今回は自動詞と他動詞を見極める方法についてです。
例えば、「代官山を散歩する」は”他動詞”よね。簡単よ。ちなみに散歩するなら、あとは表参道とか港区あたりかしら?あとは・・・
あー子のように「~を」という部分があればそれは目的語をとっているから他動詞!という見分け方をしている方多いんではないでしょうか。
たしかにそれも一つの方法です。しかし、例外も多いんです。
そこで今回はその例外について触れながら、確実に自動詞と他動詞を区別する方法について紹介します。
ちなみに自動詞と他動詞の区別は日本語の文法を理解する上で重要なのでしっかり身につけておいてくださいね。
自動詞と他動詞の区別
以下の2ステップで自動詞と他動詞の区別ができます。
ひとつでも当てはまる場合、”自動詞”、それ以外は”他動詞”になります。
- 「~を」という目的語をとっていないか
- 「~を」の内容が”起点”や”通過点”といった移動・場所を表しているか
2.の内容がちょっとわかりにくいですね。後ほど具体例を添えて詳しく説明します。
1.「~を」という目的語をとっていないか
これが当てはまる場合、”自動詞”になります。
では、アラサーのあるある例文見ていきましょう。
ここでポイントなる箇所は「連絡が来る」ですね。
お気づきのとおり「~を」という部分がありません。
なので、この文で出てくる動詞「来る」は”自動詞”になります。
次にこれに当てはまらない場合、つまり「~を」という部分がある場合についてです。
「~を」の部分がある前提でチェックしましょう。
2.「~を」の内容が”起点”や”通過点”といった移動・場所を表しているか
”起点”や”通過点”といった移動・場所・・・?
わかりににくくてすみません。具体例を見てみましょう。
【”起点”や”通過点”といった移動・場所を表すケース】
①起点
駅を出発する/会社を出る/故郷を離れる など
②通過点
公園を歩く/橋を渡る/トンネルを抜ける など
これが当てはまる場合、”自動詞”になります。
では、アラサーのあるある例文見ていきましょう。
ここでポイントなる箇所は「オフィスを出る」ですね。
「~を」という部分がありますが、これは「起点」の「を」になります。
なので、この文で出てくる動詞「出る」は”自動詞”になります。
最後にこれに当てはまらない場合、つまり「~を」という部分がある かつ ”起点”でも”通過点”でもない場合についてです。
これが”他動詞”になります。
では、アラサーのあるある例文見ていきましょう。
ここでポイントなる箇所は「お金を払う」ですね。
この「~を」という部分は「起点」や「通過点」の「を」でしょうか。
答えはNOですね。
これは「起点」や「通過点」の「を」ではなく、動作の対象の「を」です。
なんだかよくわからない方に・・・
そんな方に。以下の方法で「起点」や「通過点」の「を」かどうかを確かめることができます。
【「起点」や「通過点」の「を」かどうかの確認方法】
受身文を作ることができるかどうか
作ることができなければ「起点」や「通過点」の「を」になります。
具体的に先ほどの例文を使ってみてみましょう。
例文 | 受身文に変換 | 受身文の正誤 | 「を」の部分の役割 |
オフィスを出る | オフィスが出られる | × | 起点 |
お金を払う | お金が払われる | 〇 | 動作の対象 |
まとめ
まとめると以下になります。
動詞の種類 | 「~を」の有無 | 起点・通過点を表すか | 受身文の作成可否 |
自動詞 | 無 or 有 | 表す | 否 |
他動詞 | 有 | 表さない | 可 |
以上、自動詞と他動詞を見極める方法についてでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。きゅんです。